【STR環境】機械ネクロマンサーをわかりやすく解説!!【Shadowverse/シャドバ】
この記事では、STR環境のアディショナルカード追加後に私が使った「機械ネクロ」について解説します。機械ネクロの特徴やマリガンの仕方、カードの採用理由、50戦してみた感想などを紹介していきます。
デッキ内容
機械ネクロの特徴
- 圧倒的な盤面展開力の高さ
- 豊富な除去手段がある
- 9ターン目:「つかの間の幸福」→10ターン目:「幽想の少女・フェリ」
圧倒的な盤面展開力の高さ
【盤面展開カード】
- 紫紺の抵抗者・エンネア(つかの間の幸福)
- 冥界の番犬・ケルベロス
- ボーンドローン
- 機械神
- マシンエンジェル
- 怪物の少女・フラン
- 心眼の双葬女・レディ・グレイ
機械ネクロの最大の特徴は、圧倒的な盤面展開力の高さにあります。しかも、ただ高いだけでなく、場に残りやすいという特徴もあります。(「ボーンドローン」や「エンネア」のファンファーレ能力で場に出る「マンマル1号」など)
豊富な除去手段がある
【除去カード】
低コストの軽い除去や単体除去、高スタッツの潜伏フォロワーをも取れるランダム除去など、豊富な除去手段があります。さらに、アディショナルカードの「鳴動のギガントスカル」の追加により、AOEも搭載されました。
9ターン目:「つかの間の幸福」→10ターン目:「幽想の少女・フェリ」
機械ネクロの一番の勝ち筋は、9ターン目:「つかの間の幸福」→10ターン目:「フェリ」です。STR環境の当初からこの動きは強かったですが、アディショナルカードの「鳴動のギガントスカル」の追加により、さらに強くなりました。盤面に最大で「6/6(ターン終了時、機械フォロワー以外3点AOE)・6/6(守護)・5/5・2/5(必殺)」が並びます。この盤面を全処理するのはなかなか難しいので、次のターンに「フェリ」をプレイして、大量ダメージを与えることが期待できます。
マリガン
【マリガンで意識すること】
- 「紫紺の抵抗者・エンネア」を積極的に探しに行く
- 「幽想の少女・フェリ」と「マシンエンジェル」は返す
- 「死の夢の少女」はキープ
「紫紺の抵抗者・エンネア」を積極的に探しに行く
前述した通り、機械ネクロの最大の勝ち筋は、「エンネア」の効果で手に入る「つかの間の幸福」です。そのためマリガンでは、「エンネア」を積極的に探しに行きます。
「幽想の少女・フェリ」と「マシンエンジェル」は返す
2ターン目にプレイできる「フェリ」と「マシンエンジェル(アクセラレート)」ですが、初手にある場合は返します。理由は、「フェリ」は10ターン目以降のリーサル、「マシンエンジェル」は「つかの間の幸福」から出しやすくするためです。
「死の夢の少女」はキープ
どのマッチでも、先後問わず「エンネア」と「死の夢の少女」はキープします。それ以外のカードは、低コストであっても返すことの方が多いです。
カードの採用や枚数の理由(特徴的なカードのみ)
「ゴーストライター」の採用理由
- 2コストフォロワーの確保
- カードパワーが高い
2コストフォロワーの確保
前述のように、このデッキはマリガンで「エンネア」を積極的に探しに行ったり、「フェリ」や「マシンエンジェル」を返したりするため、事故率が高くなります。そこで、2コストフォロワーの枚数を増やすことにより、その事故率を低減させます。
カードパワーが高い
2ターン目には2/2の動き、4~6ターン目には他のフォロワーの進化によって「ゴースト」を場に1体出す、7~8ターン目にはエンハンスでプレイして「ゴースト」を場に3体出すなど、9ターン目の「つかの間の幸福」までのつなぎとして、良い働きをしてくれます。また、リーサルまであと少しという場面でも活躍してくれます。
「機械神」の1枚採用の理由
「機械神」の1枚採用の大きな理由は、事故率の低減です。自分の墓場に「エンネア」や「ギガントスカル」がある場合は、強い動きをしてくれますが、8コストであるため、先攻の初手に来ると動きが苦しくなります。また機械ネクロは、墓地に機械フォロワーが溜まりづらいため、アクセラレートを活用しにくいです。このカードの不採用も考えましたが、「エンネア」を除く機械フォロワーが4種類だと、「つかの間の幸福」のバリューが下がる可能性があるため、1枚採用に落ち着きました。
「夜の令嬢・セレス」ではなく「冥界の番犬・ケルベロス」を採用する理由
「ケルベロス」を採用する最大の理由は、シナジーの違いです。このデッキは、「セレス」から手に入る「永遠の誓い」を高いバリューで使えません。アーカスネクロのように「永遠の誓い」をプレイして7ターン目に「ファフニール」をプレイしたり、アーカス後に0コス「ゴースト」を展開したりするなどの動きはできません。また、「永遠の誓い」のバリューを上げるために手札を増やすカードを多く入れると、「つかの間の幸福」のバリューが下がってしまいます。
それに対し「ケルベロス」は、盤面展開力のある機械ネクロに相性が良く、「ギルネリーゼ」や「グレモリー」に繋げることができます。
50戦した結果
50戦してみた結果、勝率は68%でした。(34勝16敗)
先攻の方が「つかの間の幸福」を速くプレイできることもあり、勝率は高いですが、後攻でもそれなりに勝てました。
デッキ相性
特にこれといって得意なマッチはなかったという印象でした。微有利~微不利のマッチが多かったです。一番相性が悪いと感じたデッキは、スペルウィッチです。普通は対戦が長引けば長引くほど機械ネクロ側が有利になりますが、盤面で勝負しないスペルウィッチ相手には、持久戦を挑みづらいです。
そのため、対スペルウィッチ戦はアグロムーブで勝ちに行きます。マリガンでは、2コストフォロワーは必ずキープし、「ボーンドローン」や「ケルベロス」などの横展開カードを探します。そして、7ターン目に「ギルネリーゼ」や「グレモリー」でのリーサルを狙います。
感想
アディショナルカード追加後の環境で一番強いデッキだと思い、機械ネクロを使いましたが、正直なところ、勝率ほどの強さは感じられませんでした。(それでも強い方です)その理由は、環境に機械軸のデッキが多く、「鳴動のギガントスカル」を強く使えないことがよくあったからです。また、自分が対戦してきた中で一番パワーを感じたスペルウィッチに相性があまり良くないというのも理由の一つです。
この機械ネクロは、環境次第でさらに強くなるのではないかと感じています。機械軸や盤面で勝負しないスペルウィッチなどのデッキがあまり環境にいないのであれば、高い勝率を出せると思っています。
また、デッキに入っている半分のカードがSTRなので、まだまだこれから先の環境でも機械ネクロが台頭する可能性が大いにあると考えています。
まとめ
- 機械ネクロの強さは、圧倒的な盤面展開力と豊富な除去手段
- マリガンは、「エンネア」を積極的に探しに行く
- 環境次第では、さらに強くなる可能性を秘めている
以上、私が使っている「機械ネクロ」の解説についてでした。機械ネクロの強さは、圧倒的な盤面展開力と豊富な除去手段です。そしてこの機械ネクロの強さの象徴は、「エンネア」から手に入る「つかの間の幸福」です。そのためマリガンでは、「エンネア」を積極的に探しに行くことをおすすめします。
環境にスペルウィッチが多くなると、使うメリットは低くなりますが、そうでないならば安定した勝率を出すことができます。機械ネクロは、やりたいことがはっきりしているため、プレイングで悩むことは他のデッキに比べて少ないです。そのため、楽に勝ちたいという方は、ぜひ機械ネクロを使ってみてください!