【麻雀】点数計算の仕方とは?翻や符などをわかりやすく解説!!
今までの記事で何度も述べてきましたが、麻雀は点数のやり取りをするゲームです。初心~初級者編の最後である今回は、点数のやり取りをするうえで欠かせない、点数計算の仕方について解説していきます。
点数計算は「翻(ハン)」と「符(フ)」の組み合わせ
麻雀の点数計算は、「翻」と「符」の数の組み合わせによって行われます。
翻とは
翻とは、役やドラの単位のことです。あがったときに、手牌にある役やドラを足して、合計の翻数を求めます。例えば、上の手牌を「中」でツモあがりした場合の翻数は、以下の通りです。
- メンゼンツモ(1翻)+翻牌(1翻)+三色同順(2翻)+ドラ(1翻)=5翻
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符とは
符とは、あがったときの手牌の構成やあがり方などによって計算される単位のことです。符計算は、以下の5つの要素から行われます。
- 副底(フーテイ)
- 面子の構成
- 雀頭の牌の種類
- 待ちの形
- あがり方
副底(フーテイ)
副底とは、あがったときに必ず与えられる20符のことです。
面子の構成
順子には、符はつきません。符は刻子と槓子のみに与えられます。
ヤオチュウ牌の刻子・槓子は、中張牌の2倍の符が与えられます。
雀頭の牌の種類
役牌を雀頭にした場合のみ、2符が与えられます。また、連風牌(レンプウハイ:ダブ東やダブ南のこと)を雀頭にした場合、4符が与えられるルールもあります。
待ちの形
待ちの形による符の与えられ方は、以下の通りです。
あがり方
あがり方による符の与えられ方は、以下の通りです。
符計算の仕方
符は上記の5つの要素の足し算で求められます。では、実際に例を使って解説します。
上記の手牌で、「6」でツモあがりをした場合の符計算は、以下の通りです。
- 副底:20符
- 面子の構成:8符(ヤオチュウ牌の暗刻1組)
- 雀頭の牌の種類:0符(役牌ではない)
- 待ちの形:2符(カンチャン待ち)
- あがり方:2符(メンゼン状態でのツモ)
- 合計:20符+8符+0符+2符+2符=32符
上記の手牌は32符あります。しかし麻雀には、符の1の位を切り上げるルールがあるため、40符になります。(22~30符は30符、32~40符は40符・・・)
例外の形
符計算には、2つの例外があります。
【ピンフ形について】
ピンフ形をツモあがりした場合、ツモによる2符がつきません。そのため、ピンフ形のツモあがりは必ず20符になります。また、4面子すべてが順子で鳴いている状態(通称:食いピンフ)のとき、ロンあがりした場合は本来なら副底のみの20符ですが、例外として30符になります。
【七対子について】
七対子は与えられる符が決まっており、その数は25符です。(切り上げはしない) つまり、「ピンフ形のツモ」と「七対子」以外はすべて30符以上になります。
点数計算
ここまでで、翻と符の計算方法について解説しました。この2つの数がわかれば、あがったときの点数がわかります。以下に、翻と符の数に対応した子と親の点数早見表を載せます。
子の点数早見表
※太字はロンあがり、()内はツモあがりの点数(子の支払い点数、親の支払い点数)
親の点数早見表
※太字はロンあがり、()内はツモあがりの点数(子の支払い点数)
点数を覚える際のポイント
符は20~110符まであります。この中で、実戦でよく登場する符の数は20~40符です。そのため、まずは子と親、それぞれの20~40符1~4翻の点数を覚えましょう。
これが覚えられれば、点数計算で困ることはほとんどないです。50~70符のあがりは、あまり発生しません。80符以上のあがりに関しては、ごく稀にしか発生しないので、最初に覚える必要はありません。
5翻以上のあがりの名称
5翻以上のあがりには、名称がついています。
【5翻以上のあがりの名称】
- 満貫(マンガン):70符以上の3翻、40符以上の4・5翻のあがりのこと
- 跳満(ハネマン):6~7翻のあがりのこと
- 倍満(バイマン):8~10翻のあがりのこと
- 三倍満(サンバイマン):11~12翻のあがりのこと
- 数え役満(カゾエヤクマン):13翻以上のあがりのこと
子と親、それぞれのあがりの点数は以下の通りです。
【子の点数(満貫以上)】
※太字はロンあがり、()内はツモあがりの点数(子の支払い点数、親の支払い点数)
【親の点数(満貫以上)】
※太字はロンあがり、()内はツモあがりの点数(子の支払い点数)
5翻以上のあがりは、符の数に関係なく以上の点数になります。
切り上げ満貫
30符4翻と60符3翻を満貫として扱うルールもあります。これを切り上げ満貫といいます。現代では、切り上げ満貫を採用しているルールが多いです。
まとめ
- 点数計算は、翻と符の組み合わせである
- 最初は、20~40符1~4翻の点数を覚えることが大事
- 点数計算ができるようになると、勝ちやすくなる
以上、点数計算の仕方についてでした。実際、麻雀は点数計算ができなくても遊ぶことができます。点数計算は、リアル麻雀であればできる人にしてもらい、ネット麻雀であれば自動でしてくれます。ただ単に麻雀を楽しみたいだけなら点数計算はできなくても大丈夫です。
しかし、麻雀の勝負にこだわりたいという方は、点数計算をできるようにならなければなりません。なぜなら、これができないと相手よりも上の順位に行くために自分がすべきことがわからなくなるからです。
そのため、真剣に麻雀に取り組みたいという方は、早い段階で点数計算ができるようになりましょう!