【Shadowverse】「ロキ」の効果処理まとめ!!【シャドバ】
「ロキ」は構築戦・2Pickともに使用する機会が少ないため、このカードの効果処理についての認知度が低いと感じていました。そこで、今回は「ロキ」の効果処理について詳しく解説していきたいと思います。
- 「ロキ」の効果について
- ファンファーレ能力を持つフォロワーをプレイした時に、他のカードの効果が誘発した場合の処理順
- 「ファンファーレ エンハンス〇」を持つフォロワーをプレイした時の処理
- 対象を選択する能力と選択しない能力をともに持つフォロワーをプレイした時の処理について
- まとめ
「ロキ」の効果について
まず、以下に「ロキ」の効果について紹介します。
この効果テキストを見て疑問を抱くポイントは、
・ファンファーレ能力(対象を選択する能力を除く)を持つフォロワーをプレイした時に、他のカードの効果が誘発した場合の処理順について
・「ファンファーレ エンハンス〇」を持つフォロワーをプレイした時の処理について
・対象を選択する能力と選択しない能力をともに持つフォロワーをプレイした時の処理について
の3点だと考えています。
まずは、ファンファーレ能力(対象を選択する能力を除く)を持つフォロワーをプレイした時に、他のカードの効果が誘発した場合の処理順について解説していきます。
ファンファーレ能力を持つフォロワーをプレイした時に、他のカードの効果が誘発した場合の処理順
上の画像は、「ロキ」の効果発動後に「バハムート」をプレイするところです。「バハムート」のファンファーレ能力により相手のフォロワーは破壊され、「スケルトン」を場に出すラストワード能力が誘発します。
この時、次に「ロキ」の効果による「バハムート」の2回目のファンファーレ能力と「スケルトン」を場に出すラストワード能力のどちらが先に働くのかが非常に重要になります。
上の画像を見ると、「バハムート」のファンファーレ能力(1回目)→「バハムート」のファンファーレ能力(2回目)→「スケルトン」を場に出すラストワード能力の順に処理が行われていることが分かります。つまり、このことから1回目のファンファーレ能力と「ロキ」の効果による2回目のファンファーレ能力の発動間に他のカードの効果が介入しないことが分かります。
そのため、「ロキ」の効果発動後にお互いのリーダーの体力が1、相手の場に「レヴィオンデューク・ユリウス」がいる状況で「血餓の女帝」をプレイした場合、
2回連続で「血餓の女帝」のファンファーレ能力が働くため、「レヴィオンデューク・ユリウス」の効果が発動する前に破壊することができ、「血餓の女帝」の効果によって1ダメージを与えて勝つことができます。
また、「ロキ」の効果発動後に相手の場に「黒死の仮面」がある状況で「ギガントキマイラ」をプレイした場合も、
2回連続で「ギガントキマイラ」のファンファーレ能力が働くため、2回目の「ギガントキマイラ」によるリーダーへのダメージも0に防がれてしまいます。
次に、「ファンファーレ エンハンス〇」を持つフォロワーをプレイした時の処理について解説していきます。
「ファンファーレ エンハンス〇」を持つフォロワーをプレイした時の処理
上の画像は、「ロキ」の効果発動後に「バイヴカハ」をプレイするところです。このプレイの結果により、エンハンス部分のファンファーレ能力もロキの効果が適用されるのかどうかが分かります。
検証の結果、2回分のバフがかかり、「バイヴカハの福音」を2枚手札に加えることができたため、エンハンス部分のファンファーレ能力も「ロキ」の効果が適用することが分かりました。
【重要】エンハンスでプレイしなくてもファンファーレ能力は発動する
上の画像は、「ロキ」の効果発動後に3コストで「風の軍神・グリームニル」をプレイしたところです。一見するとエンハンスでプレイしていないため、ファンファーレ能力が発動しないように思われますが、実は発動しています。
以下の画像で次に「ゴブリンマウントオーガ」をエンハンスでプレイしても、バフが2回かかっていないことから、「風の軍神・グリームニル」のファンファーレ能力が発動していたことが分かると思います。(バトルログには表記されませんが・・・)
また、ネクロマンスについてもエンハンス同様の処理が行われます。
上の画像は、「ロキ」の効果発動後にネクロマンスが1の状況で「ルーキーネクロマンサー」をプレイしたところです。この場合もネクロマンス能力は発動しませんが、ファンファーレ能力は発動しています。
以下の画像で、次に「堕天使・イヴリシア」をプレイしても、相手のリーダーに1ダメージしか与えていないことから、「ルーキーネクロマンサー」のファンファーレ能力が発動していたことが分かります。
※追記 「ファンファーレ 〇〇なら〇〇する。」という能力を持つフォロワーに関しても、実際にその状態ではなくてもファンファーレ能力は発動します。
最後に、対象を選択する能力と選択しない能力がともに記載されているフォロワーをプレイした時の処理について解説していきます。
対象を選択する能力と選択しない能力をともに持つフォロワーをプレイした時の処理について
上の画像は、「ロキ」の効果発動後に「苦罰の審判者」をプレイするところです。このカードは、対象を選択する「体力3以下の相手のフォロワー1体を消滅させる。」という能力と、対象を選択しない「カードを1枚引く」という能力を持っています。
一見すると相手の場にフォロワーがいないため、「カードを1枚引く」という能力が2回発動するように思われますが、検証の結果、発動しないことが分かりました。
※「ロキ」の効果が適用されていれば手札は9枚になっていた
また、その次のターンに「天空の守護者・ガルラ」をプレイしたところ、こちらも同様に自分の場にカウントダウンを持つアミュレットがなく対象を選択していないにもかかわらず、「相手のリーダーに3ダメージ」を2回与えることができませんでした。
※「ロキ」の効果が適用されていれば相手のリーダーの体力は14になっていた
しかし、ファンファーレ能力で対象を選択する能力と選択しない能力をともに持つフォロワーの中で、対象を選択する能力が発動しなかった時に「ロキ」の効果が適用されるフォロワーがいました。
そのフォロワーは「豪快な斧使い」です。上の画像は、「ロキ」の効果発動後に「豪快な斧使い」をプレイするところです。
プレイした結果、「+2/+1する。」というバフが2回かかったことが分かりました。(もちろん相手の場にアミュレットがある場合は、バフは1回しかかかりません。)
なぜこのような結果になるのかを考えたところ、効果テキストの記載の仕方がポイントになるという結論に至りました。「苦罰の審判者」や「天空の守護者・ガルラ」の効果テキストは「対象を選択する能力」→「対象を選択しない能力」という順になっています。
それに対して、「豪快な斧使い」の効果テキストは「対象を選択しない能力」→「対象を選択する能力」という順になっています。
断定はできませんが、この違いが「ロキ」の効果が適用されるのかどうかに大きく関わっているのではないかと考えています。効果テキストの最初に「対象を選択する能力」が記載されているフォロワーは、対象を選択するフォロワーとして認識され、ロキの効果は適用されず、反対に効果テキストの最初に「対象を選択しない能力」が記載されているフォロワーは、対象を選択しないフォロワーとして認識され、その結果(「対象を選択する能力」が働かなかった時に限り)、「ロキ」の効果が適用されるのではないかと考えています。
まとめ
ロキの効果処理について、重要なことは以下の3点です。
・最初のファンファーレ能力と「ロキ」の効果による2回目のファンファーレ能力の発動間に他のカードの効果は介入しない
・「ファンファーレ エンハンス(ネクロマンス)〇」を持つフォロワーをプレイした場合は、エンハンス(ネクロマンス)能力が働かなくてもファンファーレ能力は働く
・効果テキストが「対象を選択する能力」→「対象を選択しない能力」という順だと、「ロキ」の効果は適用されないが、「対象を選択しない能力」→「対象を選択する能力」という順だと、対象を選択する能力が働かなった場合は「ロキ」の効果は適用される