【麻雀】チョンボとは?罰則や種類などをわかりやすく解説!!
麻雀には、反則行為が存在します。反則行為は、麻雀用語でチョンボといいます。ネット麻雀では反則が発生しないシステムになっていますが、リアル麻雀では反則をしてしまう可能性が大いにあります。今回は、そのチョンボの罰則や種類について解説していきます。
チョンボの罰則
チョンボの罰則は、重い順に以下の3つです。
【チョンボの罰則(重い順)】
- 罰符(バップ)
- あがり放棄
- 供託(キョウタク)
罰符
罰符とは、相手の3人に対して一定の点数を支払う罰則のことです。チョンボの中でも一番重い反則であり、局の続行ができない場合に適用されます。罰符を支払うチョンボが発生した場合は、原則としてその局をやり直します。本場は増えず、親も移動しません。しかし、親がチョンボをした場合は、親が移動するルールもあります。
罰符の支払い
罰符の支払い方は、ルールによって異なります。基本的には、以下の2つに分かれます。
【罰符の支払い方】
- 各プレイヤーに3000点ずつ支払う
- 親の場合は各プレイヤーに4000点ずつ、子の場合は親に4000点、子に2000点ずつ支払う
あがり放棄
あがり放棄とは、その局にあがることができない罰則のことです。あがり放棄になった場合、リーチや鳴き(チー・ポン・カン)もできません。また、テンパイの形になっていたとしても、流局時にテンパイ宣言をすることもできません。
供託
供託とは、一定の点数を場に出す罰則のことです。チョンボの中でも一番軽い反則であり、局の続行ができる場合に適用されます。基本的に供託される点数は1000点です。リーチ棒と同じく、あがったプレイヤーが供託をもらえます。
チョンボの種類
チョンボの種類は、大きく分けて以下の4つです。
- あがりの間違い(誤ツモ・誤ロン)
- リーチの間違い(ノーテンリーチ)
- 鳴きの間違い(空(カラ)チー・空ポン・喰い替え)
- 手牌枚数の間違い(多牌(ターハイ)・少牌(ショウハイ))
あがりの間違い
基本的なルールでは、あがりの間違いをしたときに、手牌を倒してしまった場合は罰符、倒さなかった場合はあがり放棄が適用されます。
【あがりの間違いが発生するケース】
- ノーテンの状態であがりを宣言する
- あがりではない牌であがりを宣言する
- 役がない状態であがりを宣言する
- フリテンの状態でロンを宣言する
フリテンとは
フリテンとは、自分のあがり牌を自分で捨てているテンパイのことです。この状態では、ロンができません。(ツモあがりは可能)
例えば、このテンパイ形で自分で「2」を捨てている場合、捨てている「2」だけではなく、「5」でもロンができません。
リーチの間違い
ノーテンの状態でリーチをして流局した場合、罰符が適用されます。しかし、ノーテンリーチをしたとしても、流局せずに他のプレイヤーがあがった場合は、罰符を支払わずに済みます。
鳴きの間違い
鳴きの間違いをした場合、あがり放棄が適用されます。しかし、鳴きを宣言をしてから鳴く牌を開示する前に間違いに気づいた場合は、あがり放棄にはならず供託で済みます。
【鳴きの間違いが発生するケース】
- 開示する牌を間違え、面子にならない
- 鳴けない牌に対して鳴きを宣言する
喰い替えとは
鳴きには、喰い替えという反則行為があります。喰い替えとは、すでに完成している面子を鳴き、その鳴いた牌または面子を構成していたスジの牌を捨てることです。
例えばこのような手牌のときに、ジュンチャンと三色同順という役をつけようとして、上家から出た「一」をチーして「四」を捨てる行為のことです。
しかし、このような手牌のときに、「一」をチーして「西」を捨て、以降の巡目に「四」を捨てるのは喰い替えにはなりません。鳴いた直後に同じ牌または面子を構成していたスジの牌を捨てた場合のみ喰い替えとなります。
手牌枚数の間違い
手牌が規定の枚数ではない場合、あがり放棄が適用されます。規定の枚数よりも多い状態のことを多牌(ターハイ)、少ない状態のことを少牌(ショウハイ)といいます。
【多牌が発生する原因】
- 親のときの1巡目に牌をツモる(親の1巡目は牌を捨てるところから始まる
【小牌が発生する原因】
- 配牌を取るときに牌を取り忘れる
- ツモることを忘れ、牌を捨てる(特にカンをした後)
まとめ
以上、チョンボの罰則や種類についてでした。チョンボの中でも注意すべきなのは、罰符を支払うチョンボです。これをしてしまうと相手に合計で8000点以上を支払わなければならないため、勝ちづらくなります。そのため、罰符の対象になっているあがり・リーチの間違いには特に気をつけましょう。
【あがり・リーチの間違いを防ぐために確認すること】
- テンパイしているか
- どの牌で待っているか
- 役がついているか
- フリテン状態ではないか
対応策として、テンパイしたときは、まず本当にテンパイしているのかを確認します。その次に、どの牌で待っているか、ちゃんと役がついているか、フリテン状態ではないかの順に確認をします。この4つの確認をすることで、罰符の対象になっているチョンボをするリスクを減らすことができます。