【Shadowverse】2Pickのコツとは?勝率を上げる4つのポイントを解説!!【初心者向け】
この記事では、対戦型オンラインTCG「Shadowverse(シャドウバース)」の対戦フォーマットの1つである2Pickの攻略法を紹介します。これから本格的に2Pickを始めたい方や、2Pickで勝てるようになりたい方に向けて、どの環境でも通用する2Pickアリーナで勝つための基本的な考え方について解説していきます。
簡単な自己紹介
私が2Pickを本格的に始めたのは、2016年10月(第2弾「Darkness Evolved(ダークネス・エボルヴ)」)からです。その当時から資産増やしを目的に現在まで2Pickをしてきました。この記事を執筆する段階でのアリーナの5勝回数は300回を少し超えたところで、勝率は大体どの環境でも8割弱程度です。この記事では、そんな私が2Pickで勝つために知っておきたい4つの要素をわかりやすく簡単に解説します。
勝敗を分ける4つの要素
2Pickでは、以下の4つの要素で勝敗が決まります。
- リーダー(クラス)選択
- デッキ構築
- マリガン
- プレイング
それでは、1つずつ見ていきましょう。
リーダー(クラス)選択
2Pickの勝率を上げるには、それぞれの環境において、強いクラスを知るところから始まります。強いクラスを知るための主な方法は、以下の通りです。
- Twiiterで2Pickに詳しい人をフォローする
- 動画配信サイトで2Pick配信を見る
- 自分でそれぞれのクラスの使用感を確かめる
Twiiterで2Pickに詳しい人をフォローする
これが一番手っ取り早く、その環境で強いクラスを知る方法です。今は以前に比べてアマチュアの2Pickチームが数多く存在しており、2Pickに詳しいプレイヤーも増えてきています。特に最近は、2Pickの解説ブログも増えてきているので、有益な情報を公開しているプレイヤーを積極的にフォローしましょう。
動画配信サイトで2Pick配信を見る
動画配信サイトの「OPENREC.tv (オープンレック)」や「YouTube」などで、2Pick配信を見ることもオススメです。その配信者のクラスの優先順位を知ることができ、さらに、この後に解説する「デッキ構築・マリガン・プレイング」なども勉強できます。
自分でそれぞれのクラスの使用感を確かめる
2Pickの強いクラスを知るために最も大事なことは、自分でそれぞれのクラスの使用感を確かめることです。どんなに2Pickに詳しいプレイヤーがこのクラスが強いといっても、実際に自分に合うかどうかは使ってみないとわかりません。まずは、上記の2つの方法で強いと言われているクラスを知り、最終的には自分で実際に使ってみて強いかどうかを判断しましょう。
デッキ構築
2Pickで最も実力差が出る要素は、デッキ構築です。2Pickは構築戦とは違い、誰もが使用するデッキを1から作らなければなりません。ですので、自分が持っている知識をもとに勝てるデッキを構築していきます。今回は、2Pick初心者の方が最初に覚えておきたいデッキ構築のコツを3つ紹介します。
- 1枚1枚のカードの強さを理解する
- コストバランスの取れたデッキを目指す
- 先攻でも強いカードを意識してピックする
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1枚1枚のカードの強さを理解する
勝てるデッキを作るには、1枚1枚のカードの強さを知る必要があります。強いカードは、以下のような特徴を持っています。
- コスト以上の働きをする
- 相手の盤面に干渉できる
- 横展開できる
- 手札を増やす
コスト以上の働きをする
強いカードに共通していることは、必ずコスト以上の働きをしています。その例として、かつて2Pickで猛威を振るっていた「不死の大王」は、7コストで13コスト分の働きをしていました。
- 「不死の大王」+「ワイト」+「ワイト」+「ワイトキング」
⇒5コスト相当+2コスト+2コスト+4コスト=13コスト
このように実際のコストを基準にして、そのコスト以上の働きをすれば強いカード、以下の働きをすれば弱いカードであるという考え方を持ちましょう。そうすると、初めて見るカードの強さもある程度わかるようになります。
相手の盤面に干渉できる
2Pickは構築戦よりも盤面の取り合いになります。そのため、盤面に干渉できるカードは非常に強力です。その中でも価値が高いカードの順番は、以下の通りです。
- フォロワー
- 低コストの除去スペル・アミュレット
- その他の除去スペル・アミュレット
盤面に干渉できるカードの中で一番価値が高いカードは、フォロワーです。相手の盤面を処理しつつ、自分の盤面を強固にできるので、試合を有利に進めやすくなります。次に価値が高いカードは2~3コストの除去スペルです。主な使用方法として、中盤以降に体力が減った進化後フォロワーに対して使うのが効果的です。
横展開できる
2Pickは盤面を支配した側が有利になるフォーマットなので、横展開できるカードも非常に強力です。盤面に多くのフォロワーを残すことで相手にプレッシャーをかけ続けることができます。
手札を増やす
2Pickの負け筋の一つとして、手札切れがあります。どんなに上手いプレイヤーでも手札が無ければ勝つことはできません。手札を増やすカードの価値が高い順番は、以下の通りです。
- フォロワー
- 手札補充+他の効果を持つスペル・アミュレット
- 手札補充のみのスペル・アミュレット
先ほどの盤面に干渉できるカードと同じく、一番価値が高いのはフォロワーです。次に価値が高いのは、手札補充+他の効果を持つスペル・アミュレットです。そして、一番価値が低いのは、手札補充のみのスペル・アミュレットです。中には許容できるカードもありますが、これらのカードをプレイした場合、盤面を強くすることができないので、不利になることが多いです。
コストバランスの取れたデッキを目指す
2Pickアリーナでは同じデッキで5試合対戦するため、高い勝率を出すには、コストバランスの取れたデッキを構築する必要があります。以前、WLD環境のときに私がツイートした「5勝したデッキから算出したそれぞれのコストの平均枚数」を紹介します。
今環境の2pickで、自分が5勝したデッキから算出したそれぞれのコストの平均枚数を載せます。(サンプル数:19)
2コス:7枚 3コス:4~5枚 4コス:4枚 5コス:4~5枚 6コス:2~3枚 7コス:2枚 8コス以上:1枚 スペル:4~5枚(そのうち確定除去1枚) — clearrain(クリアレイン) (@clearrain001) 2017年7月25日
これを見ると2コストが一番多く、そこからコストが増えるにつれて右肩下がりになっているのがわかります。コストバランスを整える上で一番重要なのは、2コストフォロワーの確保です。最低でも、5枚は確保したいです。この5枚は、2ターン目にプレイしても不利トレードされないフォロワーに限ります。つまり、2/1以上の2コストフォロワーです。1/2の2コストフォロワーを2ターン目にプレイした場合、高確率で上から踏まれます。こうなると序盤から不利になるので、1/2は2コストフォロワーにカウントしません。
先攻でも強いカードを意識してピックする
2Pickは実装当初から現在まで後攻有利のフォーマットです。その理由に、後攻は先攻に比べて初期ハンドと進化権が1つずつ多いことが挙げられます。2Pickはリソース戦になることが多いため、どうしてもリソース不足になりやすい先攻が不利になりがちです。アリーナで5戦すると、確率的に考えて2~3回は先攻になるので、不利な先攻でも勝てるデッキ構築をしなければなりません。
先攻でも強いカードというのは、進化時効果に頼らない上述した強いカードの特徴を持つフォロワーのことです。
- コスト以上の働きをする
- 相手の盤面に干渉できる
- 横展開できる
- 手札を増やす
例として、かつて2Pickにはニュートラル枠に「ゴブリンプリンセス」と「歴戦の傭兵・フィーナ」が提示されていました。この2枚はどちらも強力な効果を持つカードですが、私は優先して「ゴブリンプリンセス」の方をピックしていました。この2枚の大きな差は、素の効果にあります。「歴戦の傭兵・フィーナ」は進化すれば強力な効果を発揮しますが、そうでなければ、だたの5コスト4/5のバニラです。その点、「ゴブリンプリンセス」は素で強力な効果を発揮します。
後攻だと強いが先攻だと弱くなるカードはたくさんありますが、その逆はあまりありません。先攻の勝率が極端に低い方は、先攻で勝つことを意識したピックをしましょう。
マリガン
マリガンは、あまり目立たない要素ですが、勝敗に大きく関わってきます。コストが重いカードは返し、軽いカードはキープするのがマリガンのセオリーです。しかし、デッキ内容によっては、マリガンの仕方を変えなければなりません。
- 高コストが多い・・・低コストを探す
- 低コストが多い・・・パワーカードを探す
- コストバランスがいい・・・序盤から綺麗に動けるカードを探す
高コストが多いデッキは、序盤にパスをするリスクがあるため、全力で低コストのカードを探すマリガンをします。反対に低コストが多いデッキは、終盤で息切れをするリスクがあるため、全力で数少ない高コストのパワーカードを探すマリガンをします。要は、そのデッキに足りない部分を探しに行くのがマリガンの基本的な考え方になります。
atelier-clearrain.hatenablog.com
プレイング
プレイングは、勝敗に直結する最も大事な要素です。どんなにリーダー(クラス)選択・デッキ構築・マリガンが完璧だとしても、プレイングスキルが低いと高い勝率を出すことはできません。今回は、プレイングで意識したいことを2つ紹介します。
- 次の動き
- アドバンテージ
次の動き
各ターンでしっかりとしたプレイングをするには、そのターンだけでなく今後の自分や相手の動きを考えることが大事です。そうすることで、その時その時にどうプレイすればよいのかが明確になります。例えば、手札に強力な効果を持つカードがある場合は、負けないプレイングをする、反対に現状の手札だとジリ貧で負ける可能性が高い場合は、裏目が多くても勝ちに行くプレイングをするなど、今後の自分の動きを予測することで何をすればよいのかがはっきりとします。
相手の動きを考えるには、カードプールや各クラスの各ターンでの強い動きを把握する必要があります。これらを頭に入れておくと、相手の動きに対応するプレイングが自然とできるようになります。
atelier-clearrain.hatenablog.com
atelier-clearrain.hatenablog.com
アドバンテージ
カードゲームのアドバンテージの種類は、以下の3つです。
- ライフアドバンテージ
- ボードアドバンテージ
- ハンドアドバンテージ
この中で、私が考える序盤~中盤と終盤のアドバンテージの優先度は、以下の通りです。
- 序盤~中盤:ボード>ハンド>ライフ
- 終盤:ボード>ライフ>ハンド
終盤は人それぞれ優先度が異なると思いますが、序盤~中盤に関しては、この優先度を意識することが大事です。勝てない思考としてよくあるのが、序盤~中盤にライフを詰められることを極端に嫌がることです。例えば、4~5ターン目に進化権を使って攻撃力が高いフォロワーと相打ちするのか、または攻撃力が低いフォロワーを有利トレードするのかという2択に迫られたとき、この考え方を持つプレイヤーは前者を選びます。序盤~中盤は、ライフをある程度削られても問題ありません。それよりも盤面が崩壊することの方が大きな痛手です。
まとめ
- 2Pickで勝率を上げる4つのポイントは、「リーダー(クラス)選択・デッキ構築・マリガン・プレイング」である
- 知識量=2Pickの強さ
- 勝つためには、常に考えることが大事
以上、どの環境でも通用する2Pickアリーナで勝つための基本的な考え方についてでした。2Pickは、「リーダー(クラス)選択・デッキ構築・マリガン・プレイング」の4つの要素が勝負のカギを握ります。2Pickは知識の積み重ねであり、知識量がそのプレイヤーの強さを示します。そして勝つためには、常に考えることが大事です。私は考えることこそが2Pickの最大の面白さであると思っているので、これから2Pickを頑張りたい方は勝つため、楽しむために常に考え続けましょう!